
オルカンに投資したらどのくらい増えるの?
日本株・米国株・新興国株まで自動で分散されるので初心者に優しい投資信託として有名なオールカントリー(オルカン)ですが、実際に投資することでどのくらい増やすことができるのでしょうか?
本記事では100万円を10年間投資した場合をシュミレーションし、過去実績からトータルリターンについて詳しく解説していきます。
- 10年間の投資で3倍の可能性もある
- 過去10年間のトータルリターンは11%超え、27年間では8%超え
- 長期的には右肩上がり。下落はあるが、世界経済の成長を信じ長期投資を
10年前に100万円を投資していたら300万円!?
過去10年間(2015年~2025年)の年平均トータルリターンは11.66%です。100万円を年平均トータルリターンで計算すると10年後には300万円に達します。
15年間のチャートは下記の通りです。投資信託「オールカントリー(オルカン)」は青色の MSCI ACWI をベンチマーク にしています。
※MSIC Worldは先進国だけ。MSCI ACWIは先進国+新興国(より広く分散)です。
過去10年間の間には2000年のコロナ流行、2022年のロシアによるウクライナ進行など短絡的な下落局面がありました。ですが、世界経済は長期的に右肩上がりを続けており、成長し続けていることが分かります。
保有期間別リターンの実績(1年 vs 3年 vs 5年 vs 10年)
保有期間別のトータルリターン(1年、3年、5年、10年)は以下の通りです。
運用期間 | トータルリターン |
---|---|
1年 | 16.33% |
3年 | 18.22% |
5年 | 12.52% |
10年 | 11.66% |
どの期間を見ても10%を超えており、10年間の長期で見ても大きいトータルリターンに達しています。世界の様々な株式に分散投資しながら高利回りを実現できる投資信託です。
1999年からの27年間チャート
投資信託「オールカントリー(オルカン)」のベンチマークとしている MSCI ACWI は1988年から算出しています。今回は1999年から2025年までの27年間のチャート(米国建て)をご紹介します。
27年間の年平均トータルリターンは8.60%と長期にわたり高いリターンを維持しています。下落局面がありますが右肩上がりを続けています。
暴落から回復までの道のり
オルカンに投資をしていれば必ずプラスになるわけではありません。チャートを見ても下落している年が複数あります。
下落している場合の最大下落率と暴落から元の値に戻るまでの日数について解説していきます。
暴落した年 | 理由 | 最大下落率 | 回復に要した日数 |
---|---|---|---|
2008年 | リーマンショック | 約 54.6% | 約 66か月 |
2020年 | コロナショック | 約 21.3% | 約 5か月 |
2022年 | ロシアによるウクライナ進行 | 約 25.4% | 約 24か月 |
大きな下落局面では値が元に戻るまでに5年以上かかっています。下落している時は「いつまで下落が続くのだろう」と不安になり売却を考えてしまいますが、過去実績からは元に戻っているので売却せずに長期的に積み立て投資をしていきましょう。
まとめ
今回はオルカンに10年間投資したらどうなるのか。また、トータルリターンについて解説しました。
オルカンは全世界株式に分散投資できる代表的な投資信託です。過去10年間の年平均トータルリターンは11.66%で、もし100万円を投資し続けていたら約300万円にまで増えていた計算になります。さらに27年間という長期で見ても年平均8.60%のリターンを記録しており、世界経済全体の成長とともに着実に資産を増やしてきました。
もちろん途中には下落局面もありますが、長期保有で右肩上がりの成長に乗ることができ、結果的にプラスとなる可能性が高いことがデータからも読み取れます。
本日の内容は私個人的な考えをまとめた内容です。投資成果を保証するものではありません。
損失を被る可能性もあります。最終的な投資判断はご自身でなさってください。
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