
バフェット指数って何?何が分かるの?
バフェット指数は、株式市場全体の“割高・割安”をひと目で判断できる指標として、投資家の間で広く知られています。市場の過熱感をつかむうえで長年活用されてきました。本記事では、バフェット指数の基本的な仕組みから、どう使えば投資判断に役立つのかまで、わかりやすく解説していきます。
- 株式市場の割高/割安を判断する
- 日米ともに100%を超え割高を示している
- バフェット指数のみで判断せず、その他の指標と合わせて判断する
バフェット指数とは?
バフェット指数とは、株式市場が割高か割安かを判断するための指標でアメリカの著名投資家ウォーレン・バフェットが参考に使用しています。
<バフェット指数計算方法>
バフェット指数 =(株式市場全体の時価総額)÷(名目GDP)× 100
ある国の株式市場全体の時価総額を、同じ国の名目GDP(国内総生産)で割ってパーセント表示した指標です。そのためバフェット指数は個別銘柄ではなく、その国の株式市場全体が割高なのか割安なのかを示しています。
一般的にバフェット指数の数値が100%を超えると「株価が割高」と考えられ、逆に100%未満だと「株価が割安」と判断されます。
バフェット指数が最高水準で過熱感!
バフェット指数が日本で大きく上昇しています。2025年7~9月期の名目GDP(速報値)では179%と過去最高水準です。
米国でも過去最高水準です。S&P500種株価指数採用銘柄の時価総額を用いて算出すると直近では190%近くの水準になります。日米ともに割高とされる100%水準を大きく上回っています。
日本のバフェット指数の過去推移は下記の通りです。
バフェット指数の鵜呑みは危険
バフェット指数は「信じ切る指標」ではなく、「市場全体が割高・割安かを見る一つの参考指標」として使う位置づけになります。
【信じてよい部分】
- 市場全体の過熱感をざっくり判断するには有効
- 「指数が高い=すぐ暴落」とは限らないので、タイミング狙いよりもリスク管理の一材料として位置づける
【信じてはいけない部分】
- 地合いの“天井や底”をピンポイントで当てることは不可
- 投資判断の唯一の材料にすること
具体的な投資判断では、バフェット指数だけで売買を決めず、PER、金利水準、企業業績など、他の指標と組み合わせて利用をしてください。
まとめ
市場全体の割高・割安を把握するための有用な「バフェット指数」について解説しました。
バフェット指数は万能ではありません。この指数だけを根拠に投資判断を行うのは危険です。しかし、市場が過熱しているのか、逆に悲観されすぎているのかを大まかにつかむ「温度計」として役立ちます。最も大切なのは、複数の指標と組み合わせて総合的に判断し、長期的な視点で投資を続けることです。バフェット指数はあくまで“参考材料のひとつ”として活用していきましょう。



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