NISAはどれくらい使われている?口座数と利用実態をデータで解説

NISA

みんなNISA口座を利用しているの?購入している商品は?

NISAは今、どれくらいの人が利用し、どのように活用されているのでしょうか。2025年末時点でNISA口座は2,800万口座を超え、もはや一部の投資家だけの制度ではなくなっています。本記事では、NISA口座数の現状や年代別の利用傾向、実際に購入されている商品まで、最新のデータをもとに分かりやすく解説します。これからNISAを始めようと考えている方にとって、「みんなはどう使っているのか」を知るヒントになる内容です。

  • 2025年12⽉末でNISA口座は2,826万⼝座が開設されている(2~3人に1人が利用)
  • 30歳代〜50歳代が多く利用している
  • 投資先は「上場株式(個別株)」と「投資信託」で2極化されている

NISA口座の開設状況

2025年12⽉末で2,826万⼝座のNISA口座が開設されています。
年間のNISA口座開設数は下記の通りです。

<NISA口座数>

引用:NISAの利⽤状況

2,826万口座 のNISA口座を、日本の人口(約1億2300万人)と比べると…

2,826万口座 ÷ 1億2300万人 ≒ 0.23(23%)

約23%程度となります。単純計算では日本人の「およそ5人に1人」がNISA口座を持っている計算になります。

人口全体で見ると約23%ですが、未成年を除いた成人ベースで考えると、NISA口座を持つ人は「2〜3人に1人」に近い水準と言えます。そう考えると多くの人がNISAを始めていて普及率はとても高いです。

年代別利用者の傾向

NISA口座を開設している人は、どの世代が中心なのでしょうか。
年代別のNISA口座数の割合は下記の通りです。

<NISA口座数の割合>

引用:NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について  より筆者がグラフ化

公表されているデータをもとに年代別の口座数を見てみると、30歳代〜50歳代の現役世代が全体の50%以上を占めており、家計を支えながら将来に備える層が積極的に活用していることが分かります。一方で、20歳代でも一定数がNISA口座を利用しており、若いうちから資産形成を意識する人が増えてきている点も注目すべきポイントです。

また、NISA口座を利用した年代別の買い付け額はどうなっているでしょうか?

<年代別買い付け額>

引用:NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について  より筆者がグラフ化

年代別の買い付け額を見てみると、こちらも30歳代〜50歳代が全体の60%以上を占めており、投資の中心が現役世代であることが明確です。興味深いのは、30歳代よりも60歳代の買い付け額が多い点です。これは、定年退職前後でまとまった資金を運用に回している人が多いことや、これまで貯めてきた資産をNISAで効率よく運用しようとする動きが背景にあると考えられます。

成長投資枠で何を買っている?

NISA口座を開設したあとに気になるのが、「みんなはどんな商品を買っているの?」というところ。実際のデータを見てみると、成長投資枠で選ばれている商品は、かなりハッキリとした傾向が出ています。

<成長投資枠における商品別買付額>

引用:NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について  より筆者がグラフ化

成長投資枠の買付額を確認すると、多くの人が購入しているのは、「上場株式(個別株)」と「投資信託」の2つに集中していることが分かります。色々な金融商品が選べるはずの成長投資枠ですが、実際にはこの2つがほぼ“二強”の状態です。わずかに投資信託のほうが2%ほど多いという結果になっており、「銘柄選びが難しいから投資信託で広く分散したい人」と「自分で個別株を選んでリターンを狙いたい人」に、きれいに分かれている様子が見えてきます。

NISAを上手に使うためのポイント

NISAを上手に使うためのポイントは以下の通りです。

  • 長期目線で運用する
    短期の値上がりを狙わず、非課税メリットを活かして長く保有することが大切です。
  • 余裕資金で投資する
    生活防衛資金や近い将来使うお金は投資に回さず、無理のない金額で始めましょう。
  • 積立設定を活用する
    毎月自動で積み立てることで、買うタイミングに悩まず感情に左右されにくくなります。
  • 目的と投資期間を守る
    老後資金や教育資金など目的を明確にし、決めた期間は途中で売らずに継続することが重要です。
  • 相場の上下に一喜一憂しない
    短期的な値動きは気にせず、淡々と続ける姿勢がNISA成功のカギになります。

NISA口座は開設したけど「具体的に何から始めればいいか分からない」という方は、投資初心者が最初にやるべきことをまとめた、こちらの記事で詳しく解説しています。
👉 「失敗しないために!投資を始める前に必ずやるべき3ステップ【初心者向け】」

NISAは長期投資を推奨しています。株価が下落している場合に売って上がり始めた際に買い戻すと考えている人はこちらの記事をぜひ参考にしてください。
👉 「インデックス投資は長期保有で機会損失を防ぐ。行動ギャップについて解説。」

まとめ

今回はNISAの利用状況について解説しました。

2025年12月末時点で、NISA口座は約2,826万口座まで増加しており、成人ベースで見ると「2〜3人に1人」がNISA口座を保有している計算になります。この数字からも、NISAが一部の投資家だけでなく、多くの人にとって身近な資産形成の手段になっていることが分かります。

年代別に見ると、口座開設数・買い付け額ともに30歳代〜50歳代の現役世代が中心で、口座数は全体の50%以上、買い付け額では60%以上を占めています。将来に向けた資産形成や老後資金の準備として、働き盛りの世代が積極的にNISAを活用している様子がうかがえます。一方で、30歳代よりも60歳代の買い付け額が多い点から、退職金やこれまで蓄えた資産をNISAで効率よく運用しようとする動きも見えてきます。

また、成長投資枠で購入されている商品は「上場株式(個別株)」と「投資信託」に大きく集中しており、自由度の高い運用を選ぶ層と、分散投資を重視する層の両方が存在していることが分かります。こうした利用状況を踏まえると、NISAは年齢や投資スタイルを問わず、多くの人が自分に合った形で活用できる制度へと定着してきています。

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