
オルカンの構成銘柄や銘柄入れ替え頻度って?
オール・カントリー(通称オルカン)は全世界に投資していると聞くが実際にどんな銘柄に投資しているのか。構成銘柄と銘柄入れ替えについて詳しく解説していきます。
- オルカンの国別/セクターごとの構成比率
- 構成上位銘柄は世界的に有名な銘柄
- 年に4回銘柄入れ替え
- 2025年8月の日本銘柄入れ替え
全世界株式「オルカン」とは
「オルカン」とは、”eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)”の略称で、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)に連動する投資成果を目指す、全世界株式型インデックスファンドのことです。
全世界株式のインデックスは様々な証券会社ありますが、その中でも有名なのが三菱UFJアセットマネジメントが運営している「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。
株式相場の世界では「卵は一つのカゴに盛るな」という格言があり、リスク分散投資が推奨されています。オルカン1つで世界中の国・業種の様々な銘柄に自動的に分散することができます。
国別構成比率では米国が66.7%、日本が4.7%となっていますが、その他の国が成長した場合はこの比率が変わってきます。
オルカンは、「これ1本で全世界の株式に時価総額通り分散投資できる」インデックスファンドで、将来世界全体の成長を享受したい人に最適な投資信託です。
上位構成銘柄
2025年6月時点の上位構成銘柄は下記の通りです。
銘柄 | 業種 | 比率 |
---|---|---|
エヌビディア | 情報技術 | 5.12% |
アップル | 情報技術 | 2.96% |
マイクロソフト | 情報技術 | 2.39% |
アマゾン | 一般消費財・サービス | 1.93% |
TMSC | 情報技術 | 1.52% |
VISA | 金融 | 1.23% |
ブロードコム | 情報技術 | 1.08% |
アルファベット A | コミュニケーション・サービス | 0.96% |
マスターカード | 金融 | 0.92% |
アルファベット C | コミュニケーション・サービス | 0.82% |
※小数点第三位を四捨五入しています。
引用:ACWI
構成銘柄の上位を見ると、エヌビディア、アップル、マイクロソフト、アマゾンなどの知名度が高く、我々の生活に深く関わっている会社に投資していることが分かります。
構成銘柄更新頻度
四半期ごと(年4回、2・5・8・11月)に定期的に見直しされます。
オルカンは世界経済や市場の変化により新たにMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(MSCI ACWI)の基準を満たしたものや業績が好調な会社に入れ替えが行われます。逆に基準から外れたり業績不振の会社はオルカンから外されます。
オルカン1つで常により良い会社に自動的に変更されていきます。
日本株の変更銘柄
2025年8月7日に銘柄入れ替えがありました。入れ替わった日本の銘柄は下記の通りです。
- 追加銘柄
- 川崎重工業(7012)
- 良品計画(7453)
- 除外銘柄
- 電通グループ(4324)
- ホシザキ(6465)
- オムロン(6645)
- 小野薬品工業(4528)
- リコー(7752)
※()内は証券コード
引用:MSCI
まとめ
今回はオルカンの構成銘柄と銘柄入れ替えについて解説しました。
オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)は、「これ1本で全世界の成長に投資できる」インデックスファンドです。 米国を中心に、日本や新興国も含め幅広く分散されており、エヌビディアやアップルなど世界的企業も上位構成に名を連ねています。銘柄は四半期ごとに見直され、常に時代に合ったポートフォリオを維持します。リスク分散しつつ世界経済の成長を享受でる選択肢となります。
本日の内容は私個人的な考えをまとめた内容です。投資成果を保証するものではありません。
損失を被る可能性もあります。最終的な投資判断はご自身でなさってください。
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